第3回相模湾チャレンジマッチ


相模湾チャンレンジマッチ 横須賀・湘南・相模原・西湘の4支部で行う交流試合。 初めて試合に出場する子や日ごろ何かと忙しくて試合出場が難しいお父さんのための試合。地元小田原で今年も開催した。 参加人数は過去最多の90名。西湘支部からは31名が参加!

ちなみに今年も選手の安全を考慮して、学年MIXの体重別を採用しました。少年上級の部もテスト開催。
前回に引き続き小田原赤十字奉仕団の方々がボランティアで救護にあたってくれました。



小学1・2年Aの部

第1試合は伊勢原道場の谷崎八重。初出場でいきなり第1試合。
緊張して動けなくなるのでは‥?と、心配していたが、実は本番に強いタイプだった。
普段以上の力を発揮して延長戦まで戦う。勝つか?!と思ったがぎりぎりの判定で敗北。

八重1 八重2


       右が鴨宮道場の柏木健作。ほとんど同じぐらいの体格の子と対戦。
       相手選手のほうがちょっと元気がよかったかな。。

健作

幸也


 鴨宮道場の内藤幸也(右)。
 前回出場した時は白帯で1回戦で負けてしまったので 今年こそは初勝利!と臨んだが上段回し蹴りで技有りを取られて敗北‥頑張れ!





ノリ

 小田原道場の近藤慶文(右)。あれほど練習してきたのに開始直後にいきなり上段回し蹴りをもらってしまう。
 猛然と挽回しようと攻めまくるが取り返さなかった。1回戦を勝ったら晩御飯は焼肉だったらしいが‥残念。






小学1・2年Bの部

鴨宮道場の鈴木絢文(右)。相手が強かった‥ 
絢文


 三島勢も苦戦。
 高橋3兄弟の次男・将也(左)、敗れる。  熊谷3兄弟の次男、翼(左)。緊張したか? 将也 熊谷翼

小学3・4年Aの部


友李
 阿部友李(左)。秦野道場にも通って一生懸命練習して今大会に臨んだ。
 試合の居残り稽古にも参加。でもなかなか勝利の女神は微笑んでくれない。
 相手のあることだから仕方がないのだけど、今までの友李の戦いの中では一番内容が良かった。 しっかり最後まで自分の形で戦いぬけていたので、あとは弱点を克服して頑張って欲しい。






千尋
 小田原道場の難波千尋(左)。小柄な体格なので道場でも力負けしてしまうことがあった。
しかし、その分足を使うことに才能を発揮する。常に動きながら突き蹴りを連打していく。
 緒戦は見事勝利!次の試合で勝てばベスト4という試合。相手が若干体格で有利なものの回転を活かした 攻撃であわや本戦勝利かと思われるほど。延長戦でも甲乙つけがたい勝負。どちらもあきらめないまま 終了の笛が鳴った瞬間、相手の上段回し蹴りがHITした。劇的な判定負け。
 しかし千尋の頑張りが非常に印象に残ったいい試合だった。



小学3・4年Bの部

青木翼  随分強くなってきたと思った青木翼(左)だが、試合の経験が少ないのは如何ともしがたい。
 相手の攻撃に対してどう戦っていいのか判らないような雰囲気。
 もう少し道場でしっかり状況に応じた戦い方を教えてあげればよかったな‥と、見ていてこちらも苦しい試合だった。



熊谷有輝
  三島熊谷3兄弟の長男、有輝(右)。
 緒戦を見事勝ち上がり、勝てばベスト4という試合だったが相手の切れる上段回し蹴りに翻弄される。
 何度もあわやのところで防いで試合は延長へ。とうとう最後はもらってしまった。
 写真のようなのびのびとした蹴りも出せていただけに悔しい。






小学3・4年Cの部

磯綾介
 三島道場の磯綾介(右)は今回が初出場。相模原支部の青帯と対戦するも、相手はやや試合経験が豊富。
 綾介の緊張もあってかあっさりと勝負がついてしまった。
 くじけず次回またチャンレンジだ!





瀬戸拓海
 瀬戸拓海(右)は試合の居残り練習にも毎回必ず参加している。しかし生来の明るい性格が災いしてか今ひとつ 稽古中は集中力に欠ける感じ。
 ところがいきなり素晴らしい動きを見せる。本戦互角かちょっと拓海優勢で延長戦へ突入。初勝利か!?
 しかし!延長で失速する拓海!!日ごろの稽古で少し身の入らなかった分だけ足りなかったようだ。でも着実に強くなっているぞ。




蘭馬1

 開始前からオーラが見えるかのような鈴木蘭馬。 今大会に向けての稽古では、きついスパーリングを自分から率先して行っていた。

蘭馬2

 緒戦の相手は身長で10cm、体重でなんと12kgの差がある。蘭馬が全力で立ち向かう姿に決勝戦かとも思える大声援が飛び交う。
 本戦は互いに引かずに延長へ。疲れているにもかかわらず攻撃の手を緩めない蘭馬。しかし相手は一発一発が威力があり 手数は減ってはいても切り崩すまでには至らない。互角の勝負に西湘支部の応援が絶叫と化す。
 試合は稀に見る僅差で相手の勝利。う〜ん。。。。筆者的には最も胸が熱くなった試合でした。



小学5・6年の部

菊池健太


 緒戦を上段回し蹴りで決めた小田原道場の菊池健太(右)。(上段回し蹴りを決めた時、拳斗が『すげえ!かっこいい!』 と叫んでいた)
 ここで勝てばベスト4という試合で期待が高まったが、相手選手の下突きで効かされてしまう。
 最後まで戦ったもののずるずると相手に押し込まれ敗退。
 翌日に修学旅行を控えて出場を迷っていたが、修学旅行ぐらい思い出に残る試合だっただろう。





青木翔太郎

 同じ体格、同じ攻撃の両者。小田原道場の青木翔太郎(右)は道場では体格が大きいため少し相手に手加減をすることのほうが多い。
 なかなか同じ体格の相手と戦う機会に恵まれないため、どうしても全力を出し切るスパーリングを経験できない。
 体格ではまったく引けをとらないものの、相手のプレッシャーへの対応が遅れた。無念。


小学4・5年の部 上級

諒介仁也

  今大会では上級の部も行われた。西湘からは後諒介(左)・岸仁也(右)の2名が出場。
  人数も少なく優勝のチャンスもあったのだがともに緒戦で敗退してしまう。
  内容としてはどちらも”今ひとつ”だったようで、非常に残念。



幼年の部 準決勝・決勝

悠作・直也

 1回戦が準決勝スタートとなった三島の熊谷健人(左)。前回のSWCで3位に入っていたので今大会は優勝を期待されたが、いつもの元気のよさも発揮されず 残念ながら敗退(3位)。
 続く準決勝は共に1回戦を勝ちあがってきた西湘支部対決となる。鴨宮道場の柏木悠作(左)と三島道場の高橋直也(左)の対戦は、蹴りが多く出ていた直也の勝利となる。
 しかし悠作も去年は1回戦で負けていたのだが、今回は準決勝まで進んで3位入賞!


   直也(右)決勝‥

直也決勝

 惜しくも破れる。しかし初めての試合で準優勝。
 後日準優勝の結果に『うれしかった』と答える直也。 決勝で負けて悔しくなかった?と尋ねると『ううん。』‥とにかく銀色のメダルがもらえたのがうれしくてうれしくてそのことに水を差されるのは嫌らしい。



   小学1・2年Aの部 準決勝          小学1・2年Bの部 準決勝

石田尚也忠

 小学1・2年Aの部で準決勝まで勝ちあがった三島道場の石田尚也(右)。初出場ながら回転の速いパンチで緒戦を勝利で飾る。 準決勝も期待されたが湘南の沢野選手に敗れる。それでも初出場でここまで頑張れたのは立派。
 続く小学1・2年Bの部では小田原道場の中村忠(右)が準決勝に出場。緒戦は不戦勝だった。 体格では圧倒的に有利なのだが、反対に相手選手は体格で負けじとアグレッシブに攻め立てた。 もう少し元気良く戦えればよかったかな‥?



小学3・4年Bの部 準決勝・決勝

西湘対決

 準決勝で西湘対決となる。しかも三島道場の仲間同士。それでも全力でぶつかり合う二人。
 上田昇磨(左)は1回戦・2回戦を順調に勝ち上がって波に乗っていた。しかし、高橋裕也(右)も今大会は優勝を目指して頑張ってきた意地がある。 僅差の勝負だったが、膝蹴りをからめた攻撃で裕也の粘り勝ち。








   裕也(左)悲願の初優勝なるか‥

裕也
 3兄弟の中で勝ち残っているのは自分ひとり。そして西湘支部としてもまだ優勝者が出ていない! 『頑張らなくては‥!!』プレッシャーのかかる中、必死で戦う裕也。しかし相手のほうがやや上手か? いや、勝てない試合ではない!頑張れ裕也!!西湘に栄冠を!!(筆者心の叫び)
 しかし無常にも旗は相手に上がる。残念裕也!頑張れ裕也!でももっと練習しろ裕也!(筆者心の叫びその2)




小学3・4年Cの部 準決勝・決勝

拳斗
 1回戦・2回戦と勝ち上がってきた早野拳斗(左)。同級生の近藤裕大は前回優勝したため今回は出場できない。 ”今度こそ自分が優勝する!”と意気込んでの今大会。必死で戦う様子からも決意の程が見え隠れする。 両親や仲間の必死の声にも後押しされ戦ってきたが、準決勝で蘭馬を破った選手に敗れる。
 またもや3位‥地力は間違いなくあるがここから先は地道な技術の積み重ねの練習が必要かもしれない。




瞭太
 西湘支部少年部の今大会優勝の悲願は鈴木瞭太(右)に託された。いつもマロニエ道場を元気にひっぱてくれている。 週1回の稽古でどうしても他の道場の子たちと差がつく‥初出場の時は何もできなかったが今大会では1戦1戦を全力で戦ってきた。 決勝でも全力でぶつかるが優勝には届かなかった。
 自分の試合だけでなく仲間の応援も一生懸命やってくれていた。これからもまっすぐ頑張って欲しい。


壮年の部

 壮年の部は参加人数が少ないため無差別での開催となった。
 もちろん安全を最優先にしなければいけないのだが、参加者の顔ぶれから無差別でも可と判断された。

中原 
 今大会が初出場の小田原道場の中原10級(右)。10キロ重い選手との対戦。しかし仕事をしながら熱心に道場に通い自主トレで スタミナを強化していた。福田支部長は”中原さんはすごい!”と期待していた。試合では負けたが、期待に十分応える内容だった。  実は今大会最年長の46歳。これからが大変期待されるので体を壊さず長く頑張って欲しい。

中川

 早くも2回戦で西湘対決。中川6級(左)は今大会が初出場。以前から試合に出場を希望していたが仕事や体調などで長らく実現しなかった。 対する田中無級(右)は今大会は体格で最も有利。しかも白帯とはいえフルコンタクト空手は経験者。
 結果は田中選手の勝利。勢いがあり気迫で優っていた。中川選手は悔しさを隠し切れない‥




 決勝戦も西湘対決!

田中 小越

 決勝に上がってきた田中選手と対戦するのは三島道場の小越1級。小越選手は三島道場創設の頃から在籍しており 三島道場の”顔”である。体重で20キロ近くの差があるが、反応のよさで田中選手の攻撃を受けて返していく。 しかし田中選手の勢いある攻撃と長いリーチになかなか明確なダメージを与えることができなかった。


壮年決勝
 西湘支部で唯一の優勝の栄冠は田中選手が手にした。仕事仲間の必死の応援にも応えることができたと喜びを露にしていた。


 地元小田原での開催が定着してきており、スケジュール的にも毎年6月の開催を予定している。 これからも己の稽古、己の強さを試す大会として、また交流の場として 更に良い大会にしていきたいと思っている。



      〜おまけ〜

おまけ

 子供の試合を楽しそうに見つめる瀬田(中央)・吉田(右)の両名。
 その横で半分寝ている松本6級(左)







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