西湘支部内部試合


 今年、初めて内部試合を行うことになりました。今までは少年クラスの人数がちょっと少なくて支部内だけでは 試合が組めなかったのですが、今年はメンバーを検討した結果いけるのではないかと!
 参加者数は34名。所要時間としては午前中で終わる感じだったので道場で行うことに。コートは若干狭くなってしまいました。 前日夜中までかかって道場の掃除と邪魔な物の片付け‥ちょっと大変でしたが応援のご父兄も含めて丁度いい感じに収まってくれました。






小学1年生の部、注目の第一試合。桃菜VS万由子。桃菜のほうが動きが良かったので勝ち。万由子はまだまだこれから。怖がらずに試合に出て偉かったです。
右は進吾VS知也。進吾の突きが炸裂!知也も強いんだけどちょっと緊張してしまったかな?突きとローキックが得意なんだから それをいっぱい出すことから練習していこう。

俊輔VS悠作。俊輔の上段廻し蹴りが出るかと思ったが悠作のほうがやや試合慣れしている。
負けた試合はよく反省して、次回は同じような負け方をしないようにするのが大事。  右は岳(がく)。

岳と健人は身長差10センチ体重差14キロ。岳が体格を活かしてとにかく技を出していけば勝つかと思いましたが
健人の踏ん張りの方が勝ったようです。健人は城西の初級で前回優勝しています。大きい相手に物怖じせず戦える健人の成長を見ました。
岳も組手は得意だと思うので、いろいろな人と組手をして経験を積んでください。


ちなみに組み合わせをどのように決めているかというと、対戦した者同士にそれぞれ勝つチャンスがあるかを考えて組んでいます。 帯に差のある組み合わせを不思議に思われるかも知れませんが、それぞれの選手の特徴・戦績・体格などを踏まえ、怪我をしない組み合わせを はじき出します。 実は今回の内部試合の組み合わせは90点ぐらいの出来です。ええ。自画自賛ですけどw
あとは同じ道場の者同士が一回戦で当たらないようにしたりとか小技を効かせています。


拳真VS紘輝。拳真が叩いて蹴ってで勝ち。紘輝はどう戦っていいかわからなかった様子。でも試合の後どんどん組手が 良くなってきたのでこれからが楽しみ。
右は龍星VS蓮。試合に向けて気合の入った稽古をしてた龍星に軍配。蓮のいいところは 怖がらず相手に向かっていく勇気。一番大切なものを持っているので後は技が上手になること。

右。勝ち上がった桃菜と彩菜の対戦。彩菜は緊張していた?逆に桃菜は一度試合をして動きがよくなった感じ。
彩菜は手足が長くてとてもいい突き・蹴りが出せるのだから、もうちょっと元気よく試合をすればOK。

2年生の1回戦。竜司と祐樹の試合の写真を取り損ねてしまったため竜司のアップ。祐樹が勝利。竜司が積極的に上段廻し蹴りなどを出していくかと 思ったが、なかなか出すチャンスがなかったようです。パンチが強くて上段が蹴れるのだからしっかり技を出して欲しい。
右は進吾VS悠作。進吾の快進撃止まらず。ただ、負けた悠作も決して悪い組手ではなかったから自信を持って。

大樹VS健人。大樹はパンチが得意。小田原の1年生の中で一番パンチが強い。パンチラッシュでどこまでいけるか楽しみだったが 健人の上段廻し蹴りがHIT。悔しかったはずだから次回はガードをしっかり上げるように。
右は拳真VS龍星。キッザニアで仲良くなったが道場が違うので戦うのは初めて。動きで勝った龍星の勝利。
拳真はもう少し技を多く出す練習を。もっと強くなってもいいはず。

2年の部。健作と純之進。稽古でやっとパンチがいっぱい叩けるようになってきた純之進だったが健作の伸びのある蹴りが良かった。 純之進はとっても恵まれた体格なのだから、それを活かした攻撃を出来るように練習すること。スタミナあるしね。
右。裕貴也VS琉我。裕貴也ははじめての試合。三島道場では後ろに下がってしまうことも多くてよく注意されているのだが まさかこんなに出来るとは‥!稽古でもやってください。琉我はスピードがあって上段も蹴れるので、技をつなぐことが出来たら もっと強くなれると思います。頑張るべし。

兼慎VS雄史。兼慎が緊張MAX‥。内部試合のために何度か稽古中に試合形式でスパーリングをしてきたがやっぱり本番は違うからなあ‥。 いつも稽古中うまくいかなかったりしても、次は頑張ろうと自分で気持ちを奮い立たせることが出来るので、きっと次の試合ではしっかり戦ってくれると期待しています。

智夏VS祐樹。今回の祐樹はとてもよく頑張っていた。稽古では互角に戦っている智夏だが祐樹のがんばりに負けた感じ。 智夏は先生の言うことをまじめによく聞いて、新しい技もどんどん覚えるので期待しています。もうちょっと稽古に来ること!
右。3年生1回戦。涼VS剛。涼の上段廻し蹴りで一瞬で決着がついてしまった。普段の稽古でも何度も涼の上段をもらっているので、そろそろきちんと ガードを上げないといけない。3年生の中ではもっともパワーがある。上段さえもらわなければ涼に勝つ可能性が高かっただけに残念。

八重VS尚也。お互い技がかみ合ったが八重が根性出していた。尚也はここ最近急に上手になってきたと福田先生がびっくりしていたので これからもどんどん試合に出て頑張って欲しいです。
右。翼VS彪雅。翼のトリッキーな攻撃にも揺るがず彪雅が回転で押し切った。ただ翼は前に出る圧力があるのであと少し技が正確に決まれば どんどん勝てるようになると思います。

ここからは準決勝。1年生の部では桃菜VS進吾緊張の対決。判定は僅差で桃菜。しかし進吾もここまで上がってくるとは素晴らしかったです。 初めて試合に出た2人で準決勝を争うとは‥びっくり。
右は反対ブロックの健人VS龍星。小田原の1年生の中では試合経験もあり技も豊富な龍星ですが、やはり健人の牙城は崩せませんでした。 健人は黄帯だから強いのではありません。同じ学年の中でも小柄な方ですが、週3回上級生と一緒に稽古をして居残りにも参加しているからこそ強く、だから黄帯になれたのだ ということを他の1年生にも覚えておいて欲しいです。

右。健作VS裕貴也。きわどい内容でしたが判定で健作が勝利。ただ負けたけれども勢いは裕貴也の方が勝っていました。この元気のよさに 技がついていけば怖い物なしです。だから稽古をふざけたりせずまじめにやるように。裕貴也クン。

雄史VS祐樹。スパーリングでは後ろに下がりがちな祐樹ですが今回の試合は本当によく頑張っていました。僅差で負けてしまいましたが なにかきっかけを掴んだと思うので是非稽古でもそれを活かしてください。
右。涼VS慶史。試合が始まったとたん会場中が騒然としました。今までの試合とは明らかに違うスピードと技の応酬。お互いの上段廻し蹴りが 掠めあいます。

このレベルで動けると違った世界が見えてきます。どんな世界かというとさらに強い他の支部の選手と刃を交えあう世界です。大変だw  試合は僅差で涼の勝利。
ただ慶史の良さが非常に出た試合でした。彼の今までの中では一番の内容だったでしょう。試合でいつも緊張して 硬くなってしまうのですが、そろそろ緊張を克服してもいい頃。
右。八重VS彪雅。八重は組手が大きいのが特徴。言い過ぎを恐れずに言うと「華がある」。(あ〜やっぱり言いすぎちゃったね!) だからこそもう少し稽古に集中して自分を高める努力をすること。今回の負けは悔しかったようなので逆に今後に期待しています。

4年生の試合。ダブルかずき対決。一輝と和輝。応援がちょっと大変。一輝には強烈な右の下突きという武器があるのですが、和輝がしっかりそれを抑えて 回転を上げて勝利。一輝は稽古に対してまじめに一生懸命取り組んでいるので必ずそれが活きる時が来ます。それまでに食べて太れ。
右。八雲VS拳斗。八雲は今回が初の試合。初めての試合で拳斗相手にしっかり技を出していたのが非常に良かったです。体も技もまだまだですが、それはこれからしっかり稽古をして身に付けていきましょう。



ここで決勝前に休憩。とても全員を写真に収めることはできませんでした。なので雰囲気だけ。


↑ノリの試合に感動覚めやらぬ剛。ひたすらすごいすごいと絶賛。試合で人に感動を与えるとは。
さすが「感動配達人」と呼ばれた 福田先生の生徒。


いよいよ決勝戦。まさかの桃菜VS健人。桃菜はまだ技に威力はないものの丁寧に攻守を組み立てる。稽古でもとってもまじめ。習ったことを 一生懸命実践しての決勝進出。負けたけど準優勝はとってもうれしかったと思います。これからもその強いハートで頑張ってください。
健人は優勝候補だっただけに磐石の勝利。でも優勝候補が優勝するのって結構大変なんです。それをよくしっかり結果をだしたと思います。 これからはさらに高い目標を目指して頑張って欲しいです。

2年生決勝。雄史VS健作。健作が試合経験も豊富で有利かと思われましたが、雄史が頑張りました。必死で技を出して初優勝!雄史の眠れる底力 を見た気がしました。健作もいつも試合で上位に入ってくるので安定感が増した様子。3年生になる2人には同学年を引っ張っていって欲しいです。

右。彪雅VS涼。同じ時期に西湘支部秦野道場に入門した2人。いいライバルとして一緒に稽古をしてきました。涼は動きが速く大技が得意。対する彪雅は 重く鋭いパンチとローが得意。お互いの個性はまったく正反対ですが組手は五分の攻防。涼が最後に顔を歪めながらラッシュをかけて勝利。 お互いの技のいいところを盗んで高めあって欲しいと思います。(いやむしろフュージョンして欲しい)

右。拳斗VS和輝。拳斗が伸びやかな技を繰り出して優勝。どちらかというといつもマイペースな拳斗。そろそろそのマイペースを早足にしても いいんではないですか?素質をほったらかしにしてはいけませんよ。
和輝は最近伸び悩み。本人も今一番つらい時期だと思います。 でもどんな強い選手でもその時期を経験するものです。そのつらい時期にあきらめず稽古をした人だけが黒帯を締めることができます。 和輝の頑張りはみんなが注目していますから頑張ってください。


初めての内部試合でしたが無事終了。今回の経験を活かしてこれからも頑張ってください。次回大会もまた皆さんの素晴らしい試合が見れることを期待しています。 審判をしてくださった先輩方もありがとうございました。

ちなみに終了後にこの集合写真をパソコン&プリンターで即プリントして配るという荒業を披露。





      






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